|

1999年9月21日早朝1時47分にマグニチュード7.3規模の921大地震が起きました。断層帯はギザギザ状に伸び走り、元来の車籠埔断層に沿って重複したずれ変位を引き起こしました。この断層はかつての光復中学校のグランドに2.5メートルもの地面上下のずれを作り、逆断層の形式に属しています。その東側が上昇側で、地形上では山地に隣接していることから、台湾での活発な山生成の運動を証明しています。 「車籠埔断層保存館」は921大地震際の断層遺跡の景観を保存し、現在地と過去の共同記憶を連結し、真実の地表の様子や地球の地震科学知識を知ることを通して、人間と自然とが平和的に共存する関係を来館者に体験していただきます。
車籠埔断層保存館を後にする際、もう一度この美しい展示館をご覧ください。車籠埔断層保存館の建築デザインが独創的で斬新なものです。大地の傷跡を縫うようなモチーフで、線の構成によって叙述的な空間構造を表しており、921大地震の全貌を取りまとめたのです。展示館には柱や梁などがありません。高さ12メートル、幅2.4メートル、重さ10トンのセメント板82枚で複雑に構成されて、全体が円弧形となっています。セメント板の製造においては、表面の処理、板の組み立てや基礎工事などが極めて難しく、国内外にも稀にみる例です。2004年9月21日に落成・公開した展示館は、2004年度の遠東建築賞に入選し、2004年度台湾建築賞、2006年第三回WA中国建築グランプリなどの賞に輝きました。
|